アメリカの住居の手続きって日本と一緒?
物件を選んだ基準は?気をつけることは?
どれくらいのお金が必要とかある?
今回は住居の決定と手続きに関しての記事になります.
先に言っておきますが,日系の不動産であっても日本ほど親切なことはなくサービスもいまいちです.
サービスしてもらいたいのであれば,それなりのお金を払う必要があると思ってもらったほうが良いです.
なので,出来ることは自分でやらないと,その分お金を請求されると思ってください.
アメリカはバリバリの資本主義でシビアです.
駐在さんのようにお金の補助が出たり,お金に余裕がある人には参考にならないかと思いますが,
これから留学を考えられている人の役に立つ情報を出来る限り書いていきます.
この記事が参考に成ったり,不安を少しでも取り除ければ幸いです.
住居の決定〜手続きは下記の流れになります.
- 物件の選択
- 物件の内覧
- 必要書類の提出
- 契約書にサイン
- 引っ越しの手続き
物件の選択
物件のピックアップ
先ずは自分が住むのに必要な条件を伝えて物件を数件ピックアップしてもらいます.
私の場合
- 一人暮らし用
- 安ければ嬉しいけど,治安優先
- ドアマンが居ると嬉しい
- 交通の便が良い
といった希望を出しました.
交通の便が良いは車を持つ場合は不要かもしれませんが,車通勤できないことも考えていたほうが良いです.
車が急に壊れたり,雪で動けないということもよくあります.
物件の絞り込み
いくつかピックアップしてもらい,その中で私が良いなーと思ったのは以下の3つ.
1軒目
- 家賃安い(他のところより$200程度も)
- Studioタイプ(日本でいう,ワンルームマンション)
- 光熱費含まれる
- インターネット無料
- 立地良し
- アメリカで生活していた履歴がないと無理かも
アメリカで家を探す時は,クレジットヒストリーと呼ばれる信用履歴がメチャクチャ重要になります.
が,これはアメリカでクレジットカードを持たないと作れません.
なので,どんなに頑張っても無理なものは無理なので,諦めましょう.
2軒目
- 家賃は普通
- 立地良し
- プール付き
- 家主が良い人
- やや古いかも
- 光熱費は別途
- インターネットは自分で契約
3軒目
- 家賃普通
- 立地最高
- 光熱費は一部負担
- インターネットは自分で契約
- 備え付け家具が壊れている
- 家主がケチ
と上記の情報をもらって,直ぐに1軒目の希望を出しましたが,既に埋まってしまったとのこと.
仕方ないので,2軒目,3軒目を候補にしました.
物件の内覧
本来は現地へ赴き,実際に下見をするのが一番良いですが,
お金もかかりますし,この時はまだ自由に海外に出ることもできなかったので,
ZoomかLINEでオンライ内覧となりました.
が,メチャクチャ電波が悪い&日本人のような親切さは無し.
コチラの言うことを伝えても,ほぼ無視.
不動産の方のペースで全てが進んでいきます.
物件そのものは,3軒目の方がキレイで良かったのですが,
家主とトラブルになるのは面倒だし,英語も自信無かったので2軒目の物件で契約することにしました.
この選択が今では大正解だったと思っています.
家主の人柄が一番大事だと思っています!
契約時に必要な書類の提出
私が必要といわれたのは以下の書類です.
- 留学先でのポジション,収入が分かる書類
- 英文での銀行残高証明書
- 日本での職種・収入
- パスポートのコピー
- 火災保険の証明書
光熱費の契約に関しては,不動産の人にお任せしました.
留学先でのポジション,収入が分かる書類
これは,DS-2019でも良いですし,私の場合は違う書類があったのでそれを提出しました.
英文での銀行残高証明書
留学に際して銀行残高証明書が必要になるタイミングは2つあります.
それは
- 住所を決めるとき(申し込むとき)
- ビザの申請書を提出するとき
です.
私のオススメの銀行は住信SBIネット銀行です.
取得もネットで即日出来ますし,手数料も無料です.
持っていないのであれば作っても良いかと思います.
留学する時に住民票を抜く場合は,解約する必要があるかもしれませんが・・・
日本での職種・収入
これは普通は必要ないのかもしれませんが,
信頼度upのために用意して下さいと言われました.
パスポートのコピー
パスポートはもちろん用意されていると思いますので,それをスキャンして送るだけです.
まだ取得していない人はコチラも参考にして下さい.
【パスポートの作り方】申請に必要な書類・費用の詳細と注意点について解説
火災保険の証明書
日本でも賃貸を借りる際には火災保険に入る必要がありますが,アメリカでももちろん必要です.
ただ,よくわからずどうしたら良いのかなーと思っていると,案内がありました.
現地保険会社(Geico:ガイコ)と日系保険会社です.
(渡米してからは他にも色々と選択肢はありましたが,この時はこの2つのみを紹介されました)
とりあえず,両方とも見積もり.
結論から言うと,圧倒的にGeicoがオススメ.
最初は
保険だし,万が一の時に必要で説明が英語だと大変かな?
とか思っていましたが,
Geicoの見積もり:$120-150程度
一方,日系保険会社:$400程度
日系保険会社はGeicoの2-3倍高い.
しかも,不要な条件まで付けてくるし,連絡も遅い・・・
ホームページも見にくい・・・
これじゃあ,イザというときにも頼りになりそうないな・・・お金もぼったくられてる感じがするし・・・
ということで,Geicoに決めました.
Geicoの手続きはインターネット上で直ぐに出来ます.
ちなみに,車を購入してから必要になる自動車保険もGeicoで入ることが出来ます.
その場合は,割引が利くようになります.
契約後に支払った金額
契約が終了したら,お金を不動産の方に支払いました.
約800,000円
内訳の詳細は忘れてしましたが
- セキュリティーデポジット(家賃2ヶ月分くらい)
- 家賃(1ヶ月分)
- 申込金
- 手数料
- 火災保険料
をまとめてこのくらいの金額だったと思います.
私の場合はまだ安いほうです.
他の方では
1年分の家賃を先にまとめて支払う必要があったよ.
と言っている方もいらっしゃいました.1年分支払うと300万円程度...
その他の手続き
その他に物件を決める際に日本と違うなーと思った手続きに関して簡単に記載します.
引越の手続き
入居時に引越しの荷物がある場合は,事前に手続きが必要になります.
マンションの管理者にも連絡が必要で,それを引越し業者にも伝える必要があります.
契約書
日本は判子社会ですので,契約書には判子(割り印)が必須です!
けれども,そこはアメリカ🇺🇸
契約書にイニシャルとサインでOKです.
しかも,インターネット上でEsignといって勝手にサインしてくれるシステムまで.
これって自分で書いてないけどホントに大丈夫なの?
と思いましたが,まあ大丈夫なんでしょう!
私は少し不安だったので,印刷→サイン→PDF化してメールに添付して送りました.
インターネット回線
インターネットの手続きも勧められました.
私が住む地域では,
- Verizon
- Spectrum
の2社のみ.
ただ,プランがケーブルテレビとセット・・・
テレビを見る習慣も無いので不要だなーと思ったので
現地に入ってからプランを選択することにしました.
↑これ大失敗でした(TдT)
可能なのであれば,インターネットは契約してもらっていた方が良いです.
インターネットの契約にもSSN(ソーシャルセキュリティーナンバー)が必要になることがあります❗
でも,SNNは渡米して1ヶ月程度は取得できないので,インターネットを契約するのがけっこう大変でした.
家賃の支払い方法
渡米するまで,家賃は基本は小切手で支払う必要があると聞いていました.
今でも小切手で支払うところはあるようですが,
今では銀行のアプリで払うのが一般的です.
ただこれにも意外な落とし穴があるので,注意が必要かもしれません...
小切手も何度かは使うと思います.
まとめ
手続きの流れや必要なものは日本とほぼ一緒で,
手続きの流れ
- 物件の選択
- 物件の内覧
- 必要書類の提出
- 契約書にサイン
- その他諸々の手続き
- 支払い
- 引っ越しの手続き
必要書類
- 留学先でのポジション,収入が分かる書類
- 英文での銀行残高証明書
- 日本での職種・収入
- パスポートのコピー
- 火災保険の証明書
になります.
物件を選ぶ基準は人それぞれなので,何に重点を置くか御自身で決めると良いです.
私は下記の条件で選定しました.
- 一人暮らし用
- 安ければ嬉しいけど,治安優先
- ドアマンが居ると嬉しい
- 交通の便が良い
費用に関しては
- セキュリティーデポジット(家賃2ヶ月分くらい)
- 家賃(1ヶ月分)
- 申込金
- 手数料
- 火災保険料
これら総額で約800,000円でした.
私の場合はかなり安いほうだと思います.
家探しはかなり大変です.
住むところはメチャクチャ重要なのであまり妥協出来ないですよね.
渡米後に家探しする人(それまではホテル暮らし)も居ますし,
一旦住むところを適当に決めて,早めに(半年〜1年)引越すという方も居ます.
御自身に合った方法を模索して下さい!
この記事が少しでも役に立てば幸いです(≧▽≦)
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